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新規登録

最終ゴールまでの最後の難関、新規登録です。排ガスや光軸などは通常の継続車検となんら変わらないのですが、やはり提出書類が良く分からないというのが厳しいです。そして相手は陸運局といったお役所なのがさらに不安を倍増してくれます。

┸卦登録
まず提出書類ですが、下記のものが最終的には必要となります。
1)並行輸入自動車届出書(5枚綴り・陸運局に行けばタダで貰える・含む車両諸元概要表)
2)輸入自動車の打刻届出書(必要に応じて)
3)譲渡証明書(必要に応じて)
4)委任状(必要に応じて)
5)自動車重量税納付書(継続車検同様)
6)自動車税申告書(自動車税納税証明書とは別物?未確認)
7)定期点検整備記録簿(継続車検同様必要な筈)
8)OCRシート(継続車検同様)
9)自賠責保険証明書(新規・乗用の場合は3年以上の加入が必要)
10)自動車検査票(継続車検同様)
11)排ガス検査レポート(10・15モード,11モード,昭和48年生産車以降の車両)
12)熱害試験レポート(キャブ車等。必要に応じて)

これに現地の整備要領書の必要な部分のコピー(三面図・エンジン/ミッション/デフの諸元・打刻の説明)があればひたすら添付すると良いと思います(係の人もそう言ってました)。しかしこれだけ見ると全然大した事がないみたいですね。通常の継続車検に毛が生えた程度です。改造車検を受けられた事がある人なら十分に通せると思います。


あと海外諸国と日本の法規が異なる為に、どうしても日本仕様に変更する必要が出てくる部品があります。特に陸運局と揉めたくない場合は、下記の部品は変更した方が良いと思います。
1)ヘッドランプ(前照灯)
右側通行の国の場合、ライトの配光が異なります。同じモデルがある場合は変えた方が無難だと思います。無事登録が終わった後、街中で乗る時も対向車に迷惑ですし。勿論そのまま通す事も可能かとは思います。
2)ドアミラー(後写鏡)
通常は海外モデルは固定式のドアミラーだと思います。日本の車両保安基準第44条で「取付部附近の自動車の最外側より突出している部分の最下部が地上1.8m以下のものは、当該部分が歩行者等に接触した場合に衝撃を緩衝できる構造であること。」とあります。要は可倒式にしろと言っています。但し、これもどうしても変更したくない場合はドアミラーのボルトを抜き、両面テープで固定すると云った方法はあります。物が当たると脱落させてやる訳です。エアロミラーを車検に通す時に良くやる手ですね。
3)リヤナンバープレート(自動車登録番号標)取り付け部
日本の場合、良く分からない「封印」なるものがあり、容易にこれが裏面より外せる構造はよろしくない筈です。またリヤのナンバープレートの下側に「爪」が付いていないとダメな筈です。「筈」と書いているのは、良く雑誌などでそう云った文面を見るのですが、保安基準を全項見ても、ナンバー(自動車登録番号標)に関する記載が見当たりません。もし見つけたら教えて下さい。>皆さま
4)ウインカー(方向指示器)
海外の車で良くあるのがリヤのウインカーが赤色の車。これはオレンジに変更しなければなりません。良く純正のバックランプをウインカーに変更している車もありますが、大きさも規定されていますので注意は必要です。あと、以外と見落としなのが第41条第8項第4号の注記に点滅に関して、「一瞬であっても滅灯の状態になること」とあります。時々ウインカーが暗くなるだけで消え切らない車がありますので、この辺りも要注意です。当然この様なつまらない法規に対して申し立てがなされていますが、今のところ改定の予知はなさそうです。
(参考:http://www5.cao.go.jp/otodb/japanese/kujyou/kobetu/OTO459.html

他にも多々ありますが、陸運と遣り合うなら保安基準関連の本は一冊持っておいて損は無いと思います。


今回のセントラのケース
A)車両準備
上記の引っ掛かりそうな項目に関しては一通り変更しました。交換したのは国内向けヘッドランプ・ドアミラー・トランク・ウインカーランプ です。後は通常の車検に通す為の整備です。簡単にやった事を書くと、
・車高下げ(謎
・キャンバー付け(3ナンバー枠にしようかどうか悩んだ為)
・トー調整
・光軸調整(中古品ライトが上手く光軸が下がらなかったので、ライト固定点にワッシャーを入れて下げた)
・下廻り塗装(オイルパン等を擦って錆びていた為)
・フロントガラスステッカー剥がし(メキシコ法規のステッカー)
・暫定軽量化(4点ベルト外し、消火器外し等々。重量税の為です)
・ホーンボタン貼り(正露丸のHPよりダウンロード)
・空のウォッシャータンクに水入れ
等です。
あと、φ33のステアリングや運転席側のみのワイパー、全て取り去ったマフラー遮熱板、トランク〜室内への隔壁の要否、1名乗車の場合の問題点、等々に関しては取り敢えず変更無しで車検を迎える事にしました。一応何か言われたら保安基準上は問題無い筈、と対抗しようと作戦は練ってはいましたが。

B)書類準備
一番の気掛かりが FMVSS(アメリカ連邦自動車安全基準)の合格印ステッカーが無いことです。メキシコにはこの制度は無いんですよね、、、、おまけにアメリカ向けセントラの整備書コピーはあるのですが、打刻が若干違っている為、どう説明するかがポイントだと思っています。これが上手く行かないと「新型自動車の審査基準」に合致した車両であることを証明しなければなりません。これは一個人としては100%不可能ですし。まだまだ壁は高いです。逆にアメリカやカナダ、ヨーロッパより車を入れた場合は、何も悩まず登録出来そうな気がします。只、陸運の検査課の担当の人と色々話したところ、兎に角北米向けセントラの整備書の必要な部分をコピーして添付すれば良いとの事なので、的を絞ってコピー&添付しました。表書きは下の写真です(この写真以降、一部直したところはあります)。
資料を提出後、何も問題が無い場合はおよそ1週間で車両登録が迎えられます。自分の場合は数点不備があったので電話にて説明するのみで済みました。後は通常の継続車検と同様、検査の予約を入れて完了です。これでなんとか登録が迎えられます。


C)検査当日
当日は運良く雨。オイルのにじみや水洩れ(実は洩れてます)が甘くなりますし。いつも通り工具を満載したペースカーを引き連れ陸運に乗り込みました。海外に行っていた事もあり車検を自分で通すのは約4年ぶりです。実は光軸とサイドスリップが自信が無かったので予備検に寄ってからにしようかと思ってたんですが、お金が勿体無いのでやめました。と云う事で、いつもの継続車検同様書類を買って書き込みます。書類購入もどの紙か自信が無いので、完全な素人状態で「並行輸入の新規登録に必要な紙を下さい!」の一言のみです。ちなみに登録時には通関証明書原紙が必要です(最終的に原紙を提出する)。で、重量税や検査費用の印紙を貼った後に受付に行って名前を告げ、提出済みの申請用紙を受け取った後、いざ車両の確認です。
車両確認は0番検査ラインです。以前エスカルゴの車幅変更の時以来2度目です。車両確認はまず車両とエンジンの打刻の確認、そしてブローバイ・キャニスターの確認。実はそれだけです。他は何も確認しません(信じられない!)。次に車両の重量・寸法を測定し、後は通常の継続車検のチェック。灯火類、ワイパー(ウォッシャーは何故か確認しなかった)、ホーン等。で、もう検査ラインへ、、、、おいおい、折角貼ったホーンマークや車高短の車なのにバネの遊びも見ないのかい?と突っ込みたくなりましたが、そちらの方がありがたいので素直に進む事に。で、予想通り光軸(左のみ)をサイドスリップがNG。でもそれ以外は全てOKでした。と云う事で、一度検査ラインを抜け光軸とトーの調整。光軸はラッキーにも右がOKだったので、右よりも気持ち落とし気味にしてやり、サイドスリップも係のおじさんが「イン過ぎるよ!」と教えてくれたので3mmくらいアウトに振りました。で、2回目の検査で全てOK!晴れて検査カードにハンコが並びました。良かった、、、、この後は車検証をもらって税金払ってナンバーをもらって封印を打ってもらってオシマイです。この瞬間に今までの苦労も報われました。

他にもここに書き切れ無いほど色々な事がありました。今となっては良い思い出かもしれませんが、その時その時には思わず挫折しそうになりました。それでもこの車検証を見ると本当に自力で持って帰って来て良かったなとしみじみします。最後に車以上に宝物になりそうな車検証の写真でこの章を締めます。

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